阪本便りを書くにあたり、色々取材に行くことがあります。 古道を調べている時、永谷の「鳩の首」と言われる場所を探しに行ったついでに富貴に出て、県道732号線で出屋敷峠経由で帰る時、ログハウスのレストランを見かけました。 どうも予約制のようなので、後日行こうかと思いながら2年が経ちました。 先日、出屋敷峠まで行くことがあり、ふとレストランのことを思い出し訪ねてみました。 お店の名前は 「ちいさな木」 アメリカインディアンの少年の物語「リトル・トリー」から引用したとのことで、自家農園で育てた全粒粉小麦を土窯で焼いた「手ごねパンと」有機野菜を主としたサラダやシチューを中心とした有機レストランです。 写真はお店の前景ですが、このログハウス、ご主人の手造り。
お店はご夫婦でされているのですが、ヤギ・アヒル・鶏・犬などの動物とともに、ほぼ自給自足の生活を実践され、田舎生活に惚れ込み、堪能されている、すばらしい方達です。
下の写真は店内ですが、写っているお二人がその夫婦の方。 有機野菜を自家農園で栽培される為、昼間は農作業することが多く、食事は全て事前予約制。 確実に予約するには、家に居られる夜間にするのがベター。 夜間の電話番号は 0736-53-2391 右の写真は、敷地の一角にあるご主人手造りの土窯。 その奥に描かれている絵は奥さんの作品。本当に多才能には感心させられます。 この土窯の前には「ちいさな木 絵本の館」があります。右はその内部。 絵本が大好きなようで、童話作家としてデビューされ、今年には2冊の本を書かれました。 作者名「うえつじ としこ」、2冊目の「おそろしい かえりみち」を買い求めましたが、独特な画風で、一緒に暮らしている動物達も登場、よく言われる「もったいない」をテーマにしたすばらしい童話です。 畑作業をしていると無我の境地になり、突然、童話のイメージが出てき、それを作品に仕上げるのが楽しくてしかたないと、楽しそうに話されてました。 インターネット本購入サイトで検索しても在庫ありで出てくるほどの方。 この絵本を人形劇にしようと、ご主人は、操り人形を製作中。ご主人のすばらしい作品はあちこちで見ることが出来ます。 左の写真は店入口横で、多数の人形が飾られ、右の人形は店内。 お店といい、童話の世界といい、ご夫婦で取り組まれている姿はうらやましい限りです。 敷地の奥には、お友達が手作りで建築途中のログハウスも見ることが出来ます。 場所は損保橋横から伸びる県道732号線に入り、出屋敷峠を超え、県道733号線に交わるところです。 永谷から富貴へ行く道からも行けます。いづれも、道幅が狭い所が多いので、運転未熟者は避けた方が無難ですが~! |